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ナット交換②
家を掃除をしていると「あれ?こんなんあったっけ?」と。
象牙のブランク材です。
象牙と言えば今では貴重品、入手不可ではありませんが
大変高価な物となっています。
ギターではアコースティックギターのナットやサドルによく使われますね。
しかし出てきたコレは幅が薄く、長さも短い。。。
アコギでは使えなさそうなので、エレキのナットにしてみましょう。
高価な象牙の代わりにTUSQ(タスク)という人口象牙が持て囃されるわけで
ナットが無くなり、埃を被っていた店頭試奏用エレキギターにちょうど良いと、作業を始めて。。。
完成☆ 小さすぎて文様が分かりにくいのが残念です。
初めて象牙を加工したような気がしますが、牛骨に比べて柔らかくかなり加工がしやすいですね。
しかし、ただ単に柔らかいプラスチック系とは違い、しっかりエッジも立たせやすく、作業がはかどります。
はまりそうですが、なんせ値段が。。。
肝心な音はというと・・・
まさにリッチサウンド!!
この前はタスクを使っていたのですが、あきらかに音量から鳴り方から違います☆
経験上、造ってすぐのナットは今一つ鳴りが弱くなる気がするのですが、
出来た傍から鳴ってます!
はまりたいけど、なんせ値段が。。。でも値段の価値は有りそうです。
たまには掃除してみるもんですね☆
次はアクティブとパッシブのピックアップの混在ギターに取り掛かります。
問題有りという話は聞きますが、実際に自分の目(耳?)で確かめてみます☆