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リフレットしました!パート2
前回はフレットを打ち込む前のフレット曲げ作業で終わっておりました。
今回は早速フレット打ち作業です!
まずは端から打ち込みます↓↓↓
(写真を撮るのを忘れていて、1本先に打ち込んでしまいました笑)
次は反対側の端です↓↓↓
両サイドがしっかりと打ち込まれたら真ん中から端に向かって軽く打ち込んでいきます。
一気に打ち込んでしまうとフレットの変形や浮きなどが出る可能性がありますので、ゆっくりゆっくり、金槌の重さを使う程度で・・・
また、金槌で叩くときには、フレットを叩いてすぐ金槌を浮かすのではなく、そのまま金槌の重さを残すような感覚で、ゴツ・・・ゴツ・・・と打っていきましょう!
打ち終わりました!
そしてすべてのフレットを打ち終わった状態がこちら↓↓↓
指板から飛び出したフレットは喰い切りで切って処理します。
この際に、フレットを抜く際に使ったような加工された喰い切りを使ってしまうと、喰い切りの刃が欠けてしまう場合があります!
こういった加工を施した喰い切りはフレット抜き専用にして、フレットを切る喰い切りは別に用意しましょう!
続いて、フレットの整形及びすり合わせ作業です!
↑ように、切られたフレットの端をヤスリで整えます!
ヤスリの角度は変えずに、指板サイドに沿わせる形でゾリゾリと削ります↓↓↓
↑のようにサイドの処理が終わったら、フレットのすり合わせです!
指板全体をテープでマスキングして、指板修正の時と同様にすり合わせを行います。
今回は指板修正の効果もあり、サクサクっとすりあわせが完了しました。
そのため、画像を撮るのも忘れていて、気づいたときにはフレット磨きの途中まで来ていました・・・笑
すり合わせが終われば、サンディングペーパーの番手をあげてフレットの傷を消していき、最後にピカール等の金属磨き用コンパウンドで仕上げます!
これが終わればマスキングテープを剥がします。
今回は指板修正を行ったので、若干指板サイドの角が立っています↓↓↓
これを#1500くらいのペーパーで撫でるように磨いて・・・
ツルッと仕上げました!
それでは、ナット作業はまた別途ご紹介させていただくとして、完成した様子をご覧頂きます!
BGM : 匠(大改造!劇的ビ◯ォーアフ◯ー)
BEFORE
使い込まれて平たくなっていたフレット・・・
チョーキングをした時には音ヅマリもあり、指板面も汚れや減りがありました・・・
それが、なんということでしょう。
AFTER
匠の手によって磨き上げられ、指板面は絹のようなサラサラとした手触りに。
フレットは新品の時の輝きと高さを取り戻しました。これで音ヅマリに悩まされることはありません。
さらに↓↓↓
所有者の思い入れのあるナット・・・
出来ることであれば残したいと言われていたもの・・・
こちらも整形され、材質のもつキャラクターを残したまま、美しい形へと仕上げられました。
見た目、機能ともに蘇ったギター・・・
これからも、所有者とともに美しい音色を奏で続けてくれることでしょう。