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1967年のES-335がやってきました!
今も全く色褪せない名曲ラリーカールトンがES-335で演奏した「Room 335」の良さを最近改めて実感して、いまさらながらスコアを買って練習しておりました。テレキャスで。(意外にもサウンドが合うんですよね~)
「でも、やっぱりミES-335で弾きたいわ~」
と言ったら数日後にやってきました。(実話です。)
しかもビンテージ!
前にも似た様な話がありましたが、(https://www.kaitorigakki.com/staffblog/2016/05/3734.html)
通じるんですかね。
愛って。
☆
1967年製のGibson ES-335です!
見た目がめちゃくちゃカッコいいです。
写真でも十分かっこよさは分かっていただけるかと思いますが、
伝わりきらないかっこ良さが表現できないのが歯がゆい・・・。
この頃の仕様で、ワンピースネックのボリュートなしです。
ヘッド裏にはアメリカの楽器店のシールが張られていました。
フロントピックアップキャビティーを覗くとディープジョイントです。
リアピックアップのキャビティー下は空洞になっております。
(63年まではここにも木が詰まってるとか)
この赤の深みは新しいギターでは出せない深みですね。
先日、個人的にリフィニッシュのギターを買いましたが、
やはりオリジナルの塗装は見た目の迫力が違いますね。_| ̄|○ ガックリ (でも音は良かった)
本当に美しいです。
ブリッジは裏側にパテントナンバーが刻印されたABR-1で、
サドルはナイロンです。
入荷した段階では別物のブリッジが乗っており、
出音がイマイチだな~なんて思ってましたが、
オリジナル(だと思われる)ABR-1に変えたらとてもいい音に変わってしまいました。
オリジナルの方がいい音が出る。不思議なビンテージあるあるです。
通常はブラックのノブが付いているはずですが、
今回入荷の335にはゴールドのノブが付いておりました。
ギブソンのビンテージギターの写真を見るとオリジナルに見えますが、ゴールドノブ?
ビンテージギターの難しい所です。
リプレイスパーツの黒も手元にありましたが、雰囲気のマッチ具合はこちらの方が断然よかったので今回はこのまま。
ビグスビーの日焼け痕がほとんどなかったので、
このギターは長い期間テールピースを取り付けた状態で使用されていたのかもしれません。
ギターの仕様や傷、状態などを見ながら、
このギターが使用されていた状況に思いを馳せる。
ビンテージギターの醍醐味ですね。
と、ここまで外観を見てきましたが、やはり音です!
生音は良く鳴って、ネックから伝わってくる振動がホント気持ちいいです。
ネックグリップもいいです。
アンプに通すとクリーン最高。コード引きでもソロでもどっちも行ける。
歪ませても気持ちよく弾けて最高。
ロック・ブルース・ジャズなんでも弾きこなせる気分になってしまいます!
ルックス・サウンド共に素晴らしいギターでした!
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デジマートに掲載しています。