マニアックブログ
YAMAHA(ヤマハ)のYCL-853IIについて【クラリネット】
YAMAHA(ヤマハ)のクラリネットには色々なシリーズがありますが、そのうち豊潤で丸みのある響きと程よい抵抗感、パワフルな音色を求めて作られたのがSEシリーズです。
YCL-853IIをはじめとするYAMAHA(ヤマハ)のSEシリーズは、鮮明で明るい音色が特徴のCSシリーズよりも、トーンホールが若干大きく作られています。
これが倍音の豊かさと、音色の温もりやまろやかさを生み出しているのです。
また内径の広がりにおける傾斜が大きめである事も、豊潤でゆったりとした音色に大きく貢献していますね。他の楽器ともなじみやすい事に加え、ソロの際には生き生きとしたサウンドが抜群の存在感を放ちます。
抜群のレスポンスを持ち、また強く吹いても鳴り負けする事なく反応してくれるでしょう。
CSVmasterシリーズよりは控えめな響きではあるものの、クラリネットならではの丸みのある音色は十分に味わう事が出来ますし、ファットで落ち着いた印象の音色をお楽しみいただけます。
B♭管、17キイ6リング・ベーム式モデルのYCL-853IIはグラナディラの管体に洋白鍛造銀メッキのキイ、芯金やネジ類はステンレススチール製、針バネと板バネは硬質鋼製という仕様になっています。
YAMAHA(ヤマハ)のYCL-853IIは、これからクラリネットに挑戦しようという初心者の方にも扱いやすいモデルです。