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サックス界の巨匠はセルマーを好む

兄弟といえば誰を思い浮かべますか?笑っていいともの昔を知っている方なら「工藤兄弟」。
ちょっと前のマラソン選手でしたら宗兄弟(古いですね)。そして音楽のサックスといえばセルマー兄弟でしょう。前置き長くてすみません、楽器買取マルカートの松田です。

今回のテーマは「サックス界の巨匠はセルマーを好む」です。

セルマーは、主にサックスやクラリネット、フルートなどの木管楽器とそのアクセサリーの製造・販売を行う会社です。
特に現在では、サックスメーカーとして世に知られています。

セルマーのルーツは、ヘンリー・セルマーとアレクサンダー・セルマーの兄弟がはじめたものといわれています。
兄のヘンリーは、自分の楽器を手作りしていた(19世紀ごろにはプロの演奏家は楽器や付属品の修理や改修の技術を持っているのが普通でした)延長で、自分の工房を発展させていきます。
弟のアレクサンダーはアメリカに渡って演奏家として活動していましたが、兄の工房で作られたものをアメリカで販売するためにニューヨークに店をオープンします。
これがそれぞれ、現在のヘンリー・セルマー・パリとセルマーUSA(コーン・セルマー)につながっています。

アメリカの工場で生産されたサックスは、専門家や愛好家の間では「アメセル(アメリカンセルマーの略称)」などと呼ばれています。
一方、ヘンリー・セルマー・パリで生産されたものは「フラセル」と呼ばれます。

アメセルはフラセルに比べて、組み立て方や塗装などが異なっており、評価が高いんですよ。

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