マニアックブログ
シェクターのギター
シェクターはアメリカのギターメーカーで、1976年の設立当初はフェンダーやギブソンといった大手メーカーのパーツを専門に製造していました。
が、1979年に初めて自社のエレクトリックギターを製作します。
これは、フェンダーのデザインをベースとしたカスタムショップモデルで、品質は良いものでしたがその分高価格となっており、ごく少数の小売業者でのみ取り扱っていました。
1983年には需要に応じるだけの生産ができなくなり、テキサスの投資家グループに買収されることになります。
さらに1987年には日本の企業家である渋谷尚武氏に売却されます。
渋谷氏のもとで設立場所であるカリフォルニアに戻り、カスタムショップとして再出発しました。
そして再び、フェンダーのギターはわずかな小売店でのみ入手できるものとなります。
しかし、1995年にマイケル・シラヴォロ氏が社長になってからは、それまでのフェンダーをベースとしたデザインから距離を置き、また高品質かつ大量生産ができる韓国の工場で製造を始め、1998年には手ごろな価格で非カスタムのダイヤモンドシリーズを発表するにいたります。
その後も、この非カスタムギターであるダイヤモンドシリーズと、高価格のハンドメイドカスタムギターを並行して製作しています。