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Yanagisawa(ヤナギサワ)のA-WO10について【アルトサックス】
サックスと言えばYanagisawa(ヤナギサワ)の名を挙げる方も多いでしょう。
サックスを専門のYanagisawa(ヤナギサワ)は、プロからも厚い支持を受ける老舗メーカーです。
Yanagisawa(ヤナギサワ)のラインナップの中でも、音程のバランスが良く、滑らかな低音が魅力とされているのがWO(ダブルオー)シリーズです。
A-WO10はWOシリーズの中でもヘヴィー仕様のモデルで、重厚感たっぷりのサックスとなっています。
Selmerの初代SA80に似た印象かもれませんね。
名器と言われるエリモナと変わらぬ管厚を持つA-WO10は、存分に息を吹き込んでも窮屈さは全くなく、力強い鳴りを楽しむ事が出来ます。
程良い抵抗感がありますし、ピアニシモでもフォルテシモでも抜群の表現力が備わっています。
クラシックだけでなく、どんなジャンルでも活躍してくれるでしょう。
響きには艶がある事に加え深みも感じられますし、またイエローブラスならではの輝きと明るさを持つ音色である点もA-WO10の魅力と言えます。
膨らみを持たせた事で指の横での操作が可能となっているフロント・キィ、小指の操作性を高めるべく角度を調節した右手小指キィ、タッチ感を考慮してレバーの形状を変え、また受け脚を付けた右サイドキィなど、操作性もしっかりと考えられています。
ヘヴィーウエイトモデルのアルトサックスと言っても、吹き心地が重いという事はありませんし、響きも鳴りも十分プロに認められるものを持っています。
軽量化されたサックスでは満足できないという方はもちろん、ヘヴィー仕様は初めてという方も、ぜひYanagisawa(ヤナギサワ)のA-WO10をお試しになってみてください。