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KASUGA(カスガ)のF-12 Mandolinについて【マンドリン】
フォーク・ギターやマンドリンを作っているKASUGA(カスガ)は、70~80年代の国内におけるブルーグラスには欠かせない存在でした。
今でもKASUGA(カスガ)に思い入れがあるという方は多いのではないでしょうか。
今回はそんなKASUGA(カスガ)のラインナップの中から、F-12 Mandolinについてお話しましょう。
F-12 MandolinはギブソンFを思わせるマンドリンで、削り出しによって作られたトップ&バックに見目麗しいフレイムメイプル、ゴージャスなヘッドインレイという秀逸なモデルです。
トップにスプルース単板、サイド&バックとネックにメイプル、指板&ブリッジにエボニーを使い、パーロイドノブのクルーソンタイプペグを搭載しています。
ナット幅は約28mm、スケールは約355mmですね。
マンドリンというとサンバーストというイメージがありますが、F-12 Mandolinはブラウンフィニッシュといぶし銀な印象です。
ローからハイまで全ポジションで十分な響きが得られており、中でも透き通った高音域は海外製のヴィンテージマンドリンに引けを取りません。
KASUGA(カスガ)のアコースティックギターは深さと力強さを持つ低音で人気を集めていましたが、F-12 Mandolinもそんなアコースティックギター同様、厚い支持を受けていますね。
削り出しの国産マンドリンというのは他ではなかなかございませんし、それに加えKASUGA(カスガ)のF-12 Mandolinは高い技術をもって細部まで丁寧に作られています。
きっとご満足いただけるのではないでしょうか。