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Selmer(セルマー)のReference36 Tenor Saxについて【テナーサックス】
フランスのSelmer(セルマー)は総合管楽器メーカーですが、サックスのイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。
バランスアクションなどの数ある名器を世に送り出し、多くの奏者から高い支持を得ています。
2020年には135周年を迎えるSelmer(セルマー)ですが、楽器作りにおいては今でも変わらず進化を続けています。
今回ご紹介するReference36 Tenor Saxは、1936年発売のバランスアクションの復刻モデルです。
調子B♭のテナーサックスで、仕上げはアンティークブラッシュドサテンですね。
Selmer(セルマー)のReference36 Tenor Saxの豊潤で深みのある音色は伸びも良く、またサテン仕上げらしいドライさやザラつきも持ち合わせています。
ネックの角度はより良い姿勢と演奏性のためにデザインされており、また響きを考慮してロゴプレートを入れていない点も大きな特徴となっています。
SA80Ⅱ以前のキイをそのまま再現したフロントF、コンパクトな右手小指のテーブルキイも採用されています。防水性の高いパッドにはプラスティックブースターが用いられており、角の取れた音色を生み出してくれます。
丸みのあるベル支柱は1936年当時のデザインを思い起こさせますね。
Selmer(セルマー)のReference36 Tenor Saxは渋みのある演奏を楽しみたいという方にピッタリのモデルです。
ぜひ一度お試しください。